議会報告会『町民からの質問・要望等に対する回答』
5月議会報告会では、町民の皆様に多くの貴重なご意見をいただきました。その時にいただいた質問・要望に対する回答を報告させていただきます。
尚、議会報告会は、11月にも開催予定をしておりますので、皆様の自由なご意見をお聞かせいただければ幸いです。今後も皆様の声が町政に反映され、ご理解と信頼をいただける議会となるよう努めてまいります。
総務常任委員会
問 役場本庁舎や支所など町の公共施設の耐震化はどうなっているのか。
答 平成19年1月1日現在、町の公共施設の総棟数は159棟で、耐震が満たされているのは110棟でした。学校関係の38棟は、耐震化の必要がない15棟 を除いた23棟について、今年度末までに14棟を耐震工事完了し、平成24年度以降に9棟の耐震化を予定しています。学校関係を除く26棟については、順 次耐震診断と建て替えを含めた耐震工事を行っていきます。本庁舎の耐震診断の結果は、Cランクです。耐震補強計画及び支所の耐震診断を行っていきます。
問 消防庁舎の統廃合計画はどうなっているのか。統合しなければ広域化の中で、町に消防が無くなってしまわないか。反面、統合により到着所要時間に問題はないのか。また、消防職員の採用計画は。
答 統廃合について本庁及び消防にて検討しているところですが、到着所要時間に問題がないような道路網の整備、統合の方法等検討する必要があります。また、 統廃合は現在の消防力強化のため実施するもので、広域化がなされても支障ありません。職員採用は、平成24年度に2名、25年度に2名採用予定です。議会 においては「消防署統合推進特別委員会」を設置し、統合に向けて進めてまいります。
問 永平寺温泉・永平寺口駅周辺整備・松岡公園整備事業を計画しているが、今後東日本大震災の影響で交付金等が減額され、やるべき事業(施設の耐震化や庁舎建設)が出来なくなるのでは。町民にとって何がベターかを一つ一つ議員がよくチェックしていただきたい。
答 今後の国の動向を注視していくとともに、町の事業計画や中期財政計画を検証し、町民の暮らしがよくなるようチェックしていきます。
問 区から要望事項を町に提出しているが、町からの回答がない。どうしてか。
答 地区の要望事項については、町が各区長さんと協議しながら対応している状況です。
教育民生常任委員会
問 民生委員をしています。地区で約270世帯を2人で担当しているが、最近プライバシー等(個人情報)大変難しい問題もあり、人数を含 めて考えていただきたい。
産業建設常任委員会
問 猟友会が高齢化している。狩猟免許を役場職員で取得し駆除してほしい。
答 行政に要請していきます。
問 松岡公園の計画が出ているが、公園にお金をかけても年間何人ぐらい行くのか。利用もしないのにお金をかけても。
答 町中にある風致公園として、親しまれてきましたが、旧福寿園跡地の活用、桜の名所復活も含め、四季折々の自然に親しみ、青少年の健全育成の場・町民の憩いの場として活用できる施設になるよう努力していきます。
問 永平寺町内の観光施設で、小さいことでも、もっとアピールしてほしい。
答 永平寺町の観光PRについては、大本山永平寺を含め、数多い歴史遺産・観光資源が存在し、それらを町内外に発信していくことを要請していきます。
問 5年経過した現在、合併時に決めた下水道使用料金の統一は、なされているのか。
答 「下水道使用料金の統一は、5年を目処に」が、合併時の申し送りであり、現在担当課で 精査し、近い時期に提示され、審議に入ります。
永平寺温泉
問 永平寺温泉は現在、健康増進や障害者が利用できる施設としているが、今後中期、長期的に考えた施設運営をしていくべき。また議会報告会で結果だけでなく計画していることや途中の経過等を地域住民に知らせていただきたい。
答 町民の健康増進などを目指してつくる施設であり、すべての町民の方に利用していただき、一人ひとりの健康につながることを期待しています。中長期的な施設運営を考えれば、当然多くの方にご利用していただくことで安定した運営ができるため、町民はもとより、周辺市の方の利用促進のためのPRや、集客のための施策を実施していくことが重要であり、こうしたことを町にも申し入れます。今後は、この施設の経過なども、私たちがわかる範囲で皆様にお知らせしていきたいと思います。
問 永平寺温泉の効能や泉質は日本一と聞いているが、もっとアピールすべき。
答 永平寺温泉には多くの成分が含まれ、様々な効能があり、県内でも有数の温泉です。この良質な温泉のPRを町や運営する業者にも求めてまいります。
問 温泉施設をすることによる心配事があるのでは(管の詰まりや源泉が止まった場合など)
答 永平寺温泉は他の温泉と比較して多くの成分が含まれるため、管路が詰まるのではといった心配があります。このため、設備の整備方法や、その後の維持管理のメンテナンスなどを十分行うよう町に求めています。源泉が枯渇するといったことについては、町からは多くのお湯を使う温泉の状況等、他の温泉の湧出量を調査したところ、変化がないと聞いています。温泉は限られた資源であり、必要以上に温泉をくみ上げるといったことは、温泉の供給に影響があります。町や運営事業者には、資源を大切に使い、永久的に使用できるような利用を求めています。